2013/01/02 Y.Y.様(茨城県)

全体に美しい曲ばかりだと思いました。
「内省的」ですが、独りよがりに感じず、私には非常に共感できました。
「強がり」と「弱さ」が交り合う感覚がお気に入りです。

1.かなしくて
MOKA☆さんが、こんなに苦しくかなしい思いを抱えているのか、と頭を殴られたような衝撃を受けた。衝撃とはいったが、別にショッキングな曲調ではない。せつせつと心に響いてくる。私がMOKA☆さんにメールでかけている言葉が、知らず知らずのうちにMOKA☆さんを傷つけているのではないかと反省している。

2.RAIN & PAIN
軽快な曲ではあるが、MOKA☆さんの精一杯の「強がり」を感じる。美しい「泣き顔」だってあるはず。そう言ってあげたい。

3.STATION OF THE MOON
この曲では、人は結局は分かりあえないような歌詞となっているが、MOKA☆さんは、本当に心からそう思っているのだろうか。なぜなら、曲調が幻想的で「交り合う」感じがするからだ。希望を見出してほしい。

4.私と私’ ~ANTINOMY~
ライブで披露された曲。文字通り「二律背反」の歌。
「強がり」と「弱さ」が交錯する。私にもこの感覚は良く分かる。分かってほしいのに、素直になれ ない。MOKA☆さんの本心は「弱さ」の方だと思う。

5.さくらのなみだ
この曲は一部がだいぶ前からサイトで公開され、ライブでも披露された曲。和風な感じがする。これまでの曲での心の「遍歴」が、ここに収斂されてい る。少しだけ素直になれた心が、美しい曲を生んだ。

6.LILIUM ~Preces~, 7.LILIUM ~Phantasia~
全世界で有名になったMOKA☆さんの「LILIUM」のアレンジ。今までのアルバムに収録されたLILIUMの「重厚さ」は薄れ、幻想的な曲調と なっている。

続き
全体的な印象は、「とんがった」ところが薄れて、メロディも歌詞もいい意味で「丸く」なった感じである。全般的に「内省的」で、いつも自分の内面と向き合っているMOKA☆さんだから書けた曲だと思う。

私も不安だらけな毎日を送っているが、そうであるからこそ、「大丈夫」だとどこかですがりたい気持ちがある。たしかにそれは「かなしい」が、何か一 筋の「光」を感じていたい。MOKA☆さんにもそうであってほしいと思う。

曲から離れると、ライナーノーツが縦書きであるため、ライナーノーツとCDケースが右綴じ(左が開く)と、普通のものとは逆となっているのが面白かった。
ライナーノーツも挿絵が絵本風で、個性が感じられた。

【MOKA☆へメッセージ】
MOKA☆さん、新アルバムのリリース、本当におめでとうございます。
そして、お疲れ様でした。

手書きのメッセージカードありがとうございました。
これからもずっと、ご自身の音楽世界を切り開いていって頂きたいという思いだけです。
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Y.Y.様にどう感じていただけたか、1曲ごとの深いお言葉をどうもありがとうございます。
前作から4年間・・・挫折有り、怠け有り、自分に言い訳したり。。。でも、このように聴いていただけて、このCDを残すことができて本当にヨカッタって想わせていただきました。

「かなしくて」は、もしかしたら誤解されるかもとシンパイしつつ歌っていた詞です。“大丈夫?”って同情されるのも、“ガンバッテ”ってエールをいただくのも、私にはそれが無いと孤独で死んでしまうくらい必要不可欠と想ってますが
その裏返しで、その誰かを欲する心情もかなしく感じてしまうという・・・ややこしいですね。共感系ではないけれど、歌で何かを否定・批判しようと想ったことは一度も無いです(無自覚ですが、そう感じられたらそれはそれでってことで、スミマセン。。)
∞MOKA☆∞